日本漢方生薬ソムリエ協会

生薬学(狭義)は、かつては薬学の主要分野であり、生薬は治療薬であるとともに新しい医薬品を生み出す母体であったが、現在では、過去の学問のようにみなされ、ほとんど顧みられなくなっている。しかしながら、生薬は自然界の産物に由来するものであることから自ずと品質が多様であり、生薬を用いた臨床、生薬を使用した各種の製剤において、生薬の品質の確保と安定化は極めて重要なものであり、それは患者さんの治療において決して無視できないものである。加えて、和漢薬によるより高度な医療現場では、等級をも含む異物同名品の中から患者さん個人に適したものを選択する必要もある。

大学レベルで生薬学が教えられなくなった今、その役割を果たす学術教育機関の必要性が増大してきている。そのため、その業務を担うべく、ここに「日本漢方生薬ソムリエ協会」を立ち上げるに至った。そして、この協会の業務の一環として、「漢方生薬ソムリエ」制度を設け、専門知識を持った人材を育成することとなった。

「漢方生薬ソムリエ」制度は、より高度な和漢薬の使用を目指して、生薬に携わる人の知識のレベルを確保し、それに当たることの出来るリーダーを養成することを目的としている。各大学、漢方を専門とする医療機関、調剤薬局、生薬問屋、漢方薬製造メーカーなどに、この資格を有する人がいれば、業界全体のレベルの向上と活性化がはかれるであろう。薬学生、大学院生が在学中にこの資格を取れば、就職に有利であろう。またそれは、生薬学/和漢薬業界全体の学問的レベルの向上につながるであろう。

日本漢方生薬ソムリエ協会は生薬の総合的な知識をもった人材の育成をはかり、もって、漢方医学の基礎をなすこの学問分野の発展をめざす。同時に、この制度によって養成された人材を広く国内外に活躍するのを助け、国際協力の発展に尽くすことを目的とする。

問い合わせ先

金沢大学医薬保健研究域薬学系分子生薬学研究室内

日本漢方生薬ソムリエ協会事務局

〒920-1192 石川県金沢市角間町

E-mail:kamposhoyaku@hotmail.co.jp

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